“Ghost in the Shell: SAC_2045” "MOTOKO" Ukiyo-e Woodcut Print 全世界限定・先着300枚
【第二次受注のご案内】
2021年4月3日より「GHOST IN THE SHELL : 2045 AKIHABARA PREMIUM COLLECTION Ultimate Art Series」の第二次受注を開始しました。
各商品ページよりご購入できます。
※第二次受注分は発送予定時期が異なりますのでご注意ください。
江戸時代からの伝統を現代に。
ジャパンアートの代表。
江戸浮世絵木版画で現代美人画を体現。
日本を代表する伝統工芸である浮世絵。しかし今産業全体が危機に瀕しています。江戸時代から続くこの伝統の技術を継承している職人の方々は今、日本全体で数十人の規模まで縮小し、若手の育成にも注力している一方、日々原料を含めた生産量が縮小しその数は少なくなってきているのが事実です。
この浮世絵の木版技術を今に伝えている現役の職人(絵師、彫師、摺師)の方々とともに、伝統的な技術に現代のアニメコンテンツの金字塔とも言える「攻殻機動隊」を掛け合わせることで「本物の浮世絵」を作り、新たな角度から浮世絵の良さを世界中の人々に知って頂きたい。そして、日本が世界に誇るこの文化を途絶えさせず、発展の一端に寄与していきたい。
そういった想いで、今回妥協のない作品製作をさせて頂きました。
あなたに届けたい。日本の伝統工芸の真髄。
攻殻機動隊SAC_2045浮世絵木版画「素子」
それは、伝統と現在が織りなす究極の浮世絵木版画
『攻殻機動隊 SAC_2045(以下、SAC_2045)』のキャラクターデザインを務め、まさに攻殻機動隊の現代のモチーフを体現するイリヤ・クブシノブ氏の最初のキービジュアルをベースに、アナログの頂点とも言える浮世絵木版画でどう作品を表現すべきなのか。
何度も浮世絵の職人の方々へ足を運び、浮世絵の技法やインク、和紙、額装全てに至るまで、徹底的に伝統と品質の高さに裏付けされた江戸由来のものを採用しながら、キービジュアルの持つ素晴らしい描写に、日本の伝統工芸が織りなすここでしかできない表現を付加しました。
日本の浮世絵の誇りと共に、綿密に全て手作業で作られた究極の浮世絵木版画が、ここに完成しました。
■ イリヤ・クブシノブ氏 - コメント
自分が描いた素子の絵が日本の一流の職人さんの手によって、
素敵な浮世絵にしていただけたことが信じられないくらい、
大変光栄なことと思っています。
たった1枚の中で浮世絵の歴史、
6歳の頃から続いている私と攻殻機動隊の歴史が
全部入っているので、とても大事な1枚です。
人間国宝 岩野市兵衛氏による、
究極の越前生漉奉書
《九代目岩野市兵衛》
1978年に九代目岩野市兵衛を襲名。2000年6月に、国の重要無形文化財「越前奉書」の保持者(人間国宝)に認定されている。
越前の風土の中で代々受継がれてきた「越前生漉奉書」を漉き続ける。
「生漉奉書(きずきほうしょ)」とは楮(こうぞ)を原料にして漉かれている、日本の伝統と歴史に裏付けされたまさに和紙の中の和紙。
筆の滑りも良く、神事の儀礼用紙の他、版画等にも使われ、数百回木版で摺る圧力にも耐えうる究極の和紙を今回使用し、江戸古来の日本の伝統の紙の質感や、100年後、200年後も残り続ける様想いを込めて今回採用させて頂きました。
7枚もの板木と40回以上の摺りを経て完成される、
究極の手彫り、手摺の美学。
【彫り】
浮世絵木版画は、まずデザインを元に木版を色ごとに分け、一つ一つ彫り出す所から始まります。
それはご覧の様に恐ろしいほど緻密な作業の連続で、たった1ミリのずれですら画面全体に及ぼす影響は大きく、完璧にずれなく彫り上げる様はまさに職人の長年の鍛錬の賜物とも言えます。
目や髪、姿形は勿論の事、題名や色に現れない背景の部分も含めて、全て手作業で彫り続けます。これ程までに繊細な木版を使用するからこそ、何千回も摺りをしている中で欠けてしまったり、破損してしまうため、浮世絵は全て限定生産でしか送り出せないものとなっているのです。
今回も最大限生産できる枚数として、全世界で300枚の限定生産で展開させて頂く事となりました。再販はできない、今回限りの限定生産となっております。
【彫師 - 菅香世子】
高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。
2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演
2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演 浮世絵木版画彫摺技術保存協会会員 東京伝統木版画工芸協同組合員
【摺り】
7枚両面、14面もの部分部分の板木を全て彫り終えた後、今度は色ごとに伝統の塗料をベースに摺りの作業が始まります。これもたった1ミリのずれや圧力が弱すぎたりすると画面全体にずれが生じてしまうという職人技が求められる世界。
また、色合いは摺ってみないと最終的にどうなるか分からない中、数十回も塗料を変更しながら、究極の色彩を追求しました。一番端の淡いブルーは江戸時代葛飾北斎で有名な「ベロ藍」を駆使してビビッドを強く、内側は日本古来の伝統の「本藍」を使い重厚感とベースを作ります。
さらに今回は現代とのコラボレーションを意識しながら、背面では浮世絵で今だ使われてない程ビビッドなピンクを選定し、差し色として画面全体の構成を際立たせています。
【摺師 - 伊藤達也】
1965年 東京根津に生まれる。
1985年 実父の幾馬系四代目伊藤智郎の後を継ぎ、師匠小川文彦の元で修行を積む。
1994年 第1回浮世絵木版画作品展に出品及び実演。
1995年 東京都優秀技能者知事賞受賞。
1998年 「北斎漫画」15冊摺刷(共同摺刷)。
欧州(オーストリア、ハンガリー、フランス)にて実演。
2001年 竹内栖鳳「栖鳳習画帖」摺刷。学習院大学「桜再生プロジェクト展」にて実演。
2002年 円山応挙「丹頂鶴」摺刷。
2003年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演。
2005年 日仏文化会館(パリ)「広重展」にて実演
2006年 伊藤若冲「若冲画譜」摺刷
2010年 郡山市立美術館「北斎漫画展」にて実演。
文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。
究極のこだわり。
宝飾物の様にそれは美しく、煌く。
職人の方々と私たちのこだわりは、ただ浮世絵木版画として再現するだけに留まらず、究極の作品としてどう仕上げていけばいいのかという点との戦いでした。
ただの木版画というだけでなく、それは作品であり、宝飾物の様に煌めき、お客様の手元で輝き続けなければならない。
そういう想いの中、今回特別な仕様として、浮世絵黄金期と呼ばれる寛政期(1789~1801)、まさに美人画を代表する浮世絵師「喜多川歌麿」からインスピレーションを受け、我々は背景全てを煌めかせる「きら摺(雲母摺)」を採用しました。
それは貝を粉末状に細かく裁断し、浮世絵の背景と共に摺り込む特殊な技法。攻殻機動隊の持つサイバーなメタリック感を付加させ、照明に合わせて煌くまさに究極の浮世絵を実現しました。
さらに通常は墨線という輪郭線を黒色ではっきり摺るのが浮世絵ですが、今回は敢えてその墨色を一切使わず、素子の肌色や薄いブルーで輪郭線を表現し、彼女の持つ人間と機械の狭間の絶妙な質感、艶かしさをとことん追求し表現しました。
この価値を、こだわりを理解して頂けるあなたにこそ、手にとって見て頂きたい。
日本の真髄を、あなたに。
【商品情報】
“Ghost in the Shell: SAC_2045”
"MOTOKO" Ukiyo-e Woodcut Print
【在庫数残りわずか】
“Ghost in the Shell: SAC_2045”
『"MOTOKO" Ukiyo-e Woodcut Print』
販売価格:55,000円+TAX・送料
販売数 :全世界限定300部
発売元 :TOKYO DUB AGENT COMPANY, LTD.
仕様 :絵(W:約215mm × H:約350mm)
額(W:約425mm × H:約540mm)専用額付き
額 :木材、裏版・木製合板
マット :紙製
和紙 :人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
彫 師 :菅香世子(経産省認定・伝統工芸士、文化庁選定保存技術認定職人)
摺 師 :伊藤達也(東京伝統木版画工芸協同組合員、東京都優秀技能者知事賞受賞)
※商品は2021年4月に100件、5月に100件、6月に100件と製造スケジュールに合わせてのお届けとなります。
※職人により一枚一枚手作業での製作となりますため、製作状況によってはお届け予定が変更となる場合がございますので、予めご了承ください。